導入事例

保険の診査センター株式会社様


全国のドクターからデータをメールで一か所に集めることで、取扱いの煩雑さが無くなりました。

保険の診査センター株式会社様は、生命保険会社の依頼により保険診査として往診で健診をされており、北海道から沖縄県まで全国各地に配属された常勤ドクター約50名が日々ご活躍されています。
診査時、受診者のうち約2割が心電図検査をされます。
各ドクターが自身のiPad、iPhoneでsmartECGをご使用され、取得した心電図データは、個人情報を含まない形で記録され、往診終了後速やかに本部に送信、本社で一括管理されています。この度smartECGを10台導入していただきました。

保険の診査センター株式会社様

代表取締役社長兼医師 内山武史 様(左側)
診査医長       清水宏一 様(中央)
システム責任者    高萩修之 様(右側)


導入の決め手は何でしたか?

決め手はiPhone、iPadで使用できる事です。
弊社では生命保険会社から診査の依頼を受け、往診で健診をしています。そのため、いつもできるだけ小型の持ち運びのしやすい12誘導心電計はないかと探しています。現在でも他メーカーのポータブル心電計を使用していますが、現場で取得した心電図データは、個人情報を含まない形でSDカードに保存し、SDカード自体を本部に送付して管理する必要があります。また、SDカード自体は小さなものなので、保管には向いていますが、それを物理的に送ったり送られたりすることは、小さいが故に紛失しないよう、その取扱いには細心の注意が必要でした。
そのリスクや手間を回避する為に、smartECGでは測定した心電図データをすぐにPDFで指定のメールアドレスに送信することができます。SDカードでの管理は必要なくなり、SDカードを購入するランニングコストもかからなくなることが期待されました。

導入の決め手

実際に使用されてみていかがですか?

全国のドクターからデータをメールで一か所に集めることで、取扱いの煩雑さが無くなりました。
さらに送付にかかる時間と費用、手間もなくなり、業務の改善ができました。心電クラウドも非常に便利な機能だと思いますが、弊社ではメールでのデータ送信を使うことにより、何度か記録した時に最適な一枚をドクター自身が選んだり、自由なコメントを付けたりすることができることから、今のところ、こちらの方法を中心に運用しています。 iPhone・iPadでの操作方法も簡単で、シンプルな操作がとても使いやすく、使用されるドクターへの説明もほとんど必要なく使っていただくことができています。


導入にあたり、不安な点や心配な点はありましたか?

一番の心配点としては、iPhone・iPadとの無線接続でした。
本当に無線で接続できるか、接続が不安定になることはないかなど接続に関するトラブルを心配していましたが、特に問題ありませんでした。5mぐらい離れていても十分に繋がります。むしろ接続や操作方法に関する質問やトラブル報告がほとんど発生せず、その安定性には驚いているところです。


改善したほうが良い点・要望などはありますか?

誘導コード・ミニは、狭いスペースで検査をしなくてはいけない往診現場で非常に便利ですが、胸部が1本に繋がっている部分については、状況によっては従来型のコードの方が良い場合があります。短くて軽いのは非常に良いので、ホルターなどに使用するコードのようにさらに軽くて細くてからみにくいコードがあれば良いと思います。また、持ち運び用の専用ケースのようなものがあれば便利です。

保険の診査センター株式会社様